レイヤーを使いこなそう!
パソコンで、「 レイヤー 」 という用語が出てくることがあります。
Illustrator ( イラストレーター ) や、Photoshop ( フォトショップ )、
CAD ( キャド ) などの機能の一つです。
「 レイヤー 」 とは、 「 層 」 と意味するところから、
積み重ねることができ、
何層に重ねても透明なフィルムのようなものです。
「 レイヤー 」 の使い方は、
例えば、Illustrator ( イラストレーター ) ですと 、
靴のポスターの作成で、
背景 ・ 靴のデザイン画 ・ 文字を描く場合、
「 背景のレイヤー 」 ・ 「 靴のデザイン画のレイヤー 」 ・
「 文字のレイヤー 」 のように、
グループごとに 「 レイヤー 」 を分けて描きます。
もちろん、「 レイヤー 」 を分けずに、
一つの 「 レイヤー 」 に描くことはできますが、
「 レイヤー 」 分けをしているのと、していないのとでは、
修正など、後の工程の作業効率が格段に違いますよ。
「 レイヤー 」 を使うメリット。
「 レイヤー 」 は、非表示にしたり、
編集不可能にしたりすることができます。
例えば、色違いのデザイン画の 「 レイヤー 」 を
それぞれ非表示にしたり、表示したりすることによって、
いろいろな色のデザインをシミュレーションすることができます。
単純に色を塗り替えてしまうと、確認する度に塗り替えないといけません。
「 レイヤー 」 分けをして管理していくと、こういった無駄が省けます。
また、編集不可能にしておけば、
余計なところまで選択しないで済みます。
例えば、文字と重なっている部分の画像を修正する時、
「 レイヤー 」 分けをしていないと、
文字まで選択して消してしまったりと、
ちょっとした修正でも大変な苦労をしてしまいます。
最初は、レイヤーを分けたり、追加するのが、
面倒だと感じるかもしれませんが、
慣れてくると作業効率が上がってきて、
とても便利なものですよ。
最後までお読みいただいてありがとうございました。
KSKパソコンスクール 小川和美